以来現在まで、社寺建築の木匠「宮大工」として、関東地区を中心に、数多くの神社仏閣の維持発展に従事してまいりました。
神社仏閣は、古来より日本人にとって “心の拠りどころ” でした。
人々は、年末年始、宮参り、七五三、成人式、冠婚葬祭と、節目 節目に神仏のご加護を願い、また、御祈祷・御祈願を通じて縁結び、無病息災、安産、商売繁盛などを祈ってきました。
普段の御参拝では、心を鎮めて神様や仏様に手を合わせ、心に安らぎを取り戻す場として、日本人にとってなくてはならない大切なものです。
御祈祷、御祈願をお聴きくださる神仏は、人々の幸福を願われる尊い存在であると思います。
それゆえ社寺建築は、神仏に通じる場所として、相応しい佇まいが必要です。
神仏をお祀りする本堂・社殿は、外観にいたるまで荘厳な中にも美しさを湛え、行き交う人が思わず知らず境内に歩を進めてお参りをしたくなる。そんな建物でなくてはなりません。
それこそが「本物の社寺建築」であり、私たちに安らぎ、感謝の心、明日への希望を与えてくれる「特別な空間」であると思います。そうであってこそ、地域の皆様に愛され、永遠の未来に継承されていくべき「大切なもの」となるのではないでしょうか。
さらに、施主様におかれましては、境内の建物に関する様々なご希望をお持ちのことと思います。
「社殿・本堂をもっと立派なものに建て替えたい」「社務所の使い勝手をより良くしたい」「客殿を工夫してもっと参拝客に喜んでもらいたい」など、それぞれの「夢」があると思います。
私たちは、その「施主様の夢」にじっくりと耳を傾け、宮大工としての専門知識を活かして、施主様の期待以上の建物を実現することを心掛けています。
「本物の社寺建築」を建立すること。そして、施主様の夢を形にすること。この二つが当所の信念とするところです。
本物の社寺建築を建てることが「宮大工」の仕事です。そのため、織戸社寺工務所では、次の2つの姿勢を大切にしています。
私たち織戸社寺工務所の宮大工は、社寺建築に関わる仕事を単なる「商売」や「労働」とは考えていません。
まず、全所員が神仏を信じ、神仏のご加護への感謝を持ち、謙虚に心を磨くことを大切にしています。
つぎに、私たちは日々、宮大工としての専門知識を学び、経験を豊富に積み、技術を高めることを大切にしています。
さらに、技術だけでなく、芸術性も社寺建築の重要な要素です。
私たちは、「日本建築の技術と芸術性を体現すること」をモットーとして、古来より伝承される宮大工の技を極め、継承してゆく気構えを養っています。
宮大工の仕事の要諦は、見えないところに手を抜かず、時間経過による木材の変化を計算に入れて仕事をすることです。
そのために、適材適所に材料を配し、千年の風雪に耐え得る建築を目指す。その正直で真摯な態度を守り抜いています。
また、冷暖房機器の導入、バリアフリー、小型エレベータの設置、防火対策など、現代的なご要望にも、積極的にお応えしています。真摯さと柔軟な対応によって施主様に最大の喜びを提供すること。それが織戸社寺工務所の「宮大工としての誇り」となっています。
私たちは、神社仏閣を地域の発展・活性化にまで寄与する存在に高めたいという熱意のもと、神社仏閣の新築、増築、修理のご相談から、お祭山車の新規製作、修理も承っております。
日本中の神社仏閣が多くの参拝者で賑わい、光り輝くこと、それが私たちの喜びです。
そのため当社では、社寺建築に関するお困り事、普段から気がかりな事など、どのようなことでも、ご相談・お見積を無料でお受けしています。
どうぞ、お気軽にご相談ください。宜しくお願い致します。