甲子大黒天社 新築工事(福島県いわき市)
甲子大黒天 施工内容大黒天社新築工事 |
施主様の念願の「大黒天社」が完成しました。限られた敷地を考慮しつつ、「流麗荘厳」な社寺建築を目指して取り組みました。
ご依頼の経緯
こちらの建物は、福島県いわき市内「いわき七福神」の一つ「大黒天」をお護りする「甲子大黒天社」です。地域の皆様に大切に守られてきた「大黒さま」ですが、長年の風雪に耐えてきたその御堂は、痛みや破損箇所が目立つようになりました。そこで、「思い切って建て替よう」という事になり、当社にご相談をいただきました。
工夫したこと
施主様のご希望としては、「神社の大きさは以前と同じ程度で良いが、せっかく新しく建て替えるのだから立派な建物にしたい」という内容でした。
この大黒天社は、お寺の境内に建っていますが、車の出入りや周辺とのバランスを考慮し、およそ9尺角(2.7m×2.7m)としました。四角い御堂ですので、屋根は方形とし、正面は曲線が美しい唐破風(からはふ)屋根としました。それほど大きい建物ではなく、彫刻や装飾なども少ないですが、唐破風が付くことで重厚な佇まいになったと感じます。
新しく生まれ変わった「大黒天社」をご覧になった施主様にも喜んでいただけたようです。
いわき七福神の情報誌でも「大黒天社建て替え」についてご紹介いただきました。今後、益々多くの皆様がお参りに訪れるのではないかと思います。そして、長きにわたり大切に護られていく事となるでしょう。
甲子大黒天社 新築工事アーカイブ
漆喰の上側にある小窓によって採光ができ、お堂の中が明るくなります。
ケヤキの額板も新調し、御堂の入り口の上側に設置ました。立体的な文字に彫って、黒で色付けました。