香華院 本堂・庫裡 新築工事(千葉市緑区)
香華院 本堂・庫裡 新築工事 施工内容本堂:間口6間×奥行7間半、約50坪(向拝含む)、総高さ約4.2m、屋根サイズ約3m×約3.9m、柱はヒノキ、その他の化粧材は米ヒバ(カナダ桧) |
「後世に遺る立派な本堂を建てたい」という住職様の想いを実現するべく、設計士・宮大工・各協力業者が一丸となって建設に取り組みました。
ご依頼の経緯
こちらのご住職様とは、以前、別のお寺でも工事をさせて頂いたことがあり、そのご縁でご依頼を頂きました。設計士の先生とも、その時以来、お世話になっておりました。
工夫したこと
設計士の先生が入ってくださっていることもあり、基本設計の大部分は、御住職様と設計士の協議によって決まりました。宮大工としては、そのご希望を形にするべく、腕を振るうこととなりました。
香華院 本堂・庫裡 新築工事アーカイブ
新しく建てられた本堂の外観です。石段を上がったところに向拝柱があり、唐破風を支えています。屋根の反りも、美しさのひとつです。
本堂の横から撮影した写真です。斗供(ときょう)や錺金物にもこだわりました。
本堂の天井です。彫刻は岐阜の彫刻師によるものです。幾重に重ねられた斗供も特徴的です。
荘厳な装飾で本尊を引き立て、また天井の美しさを損ねないように、照明の配置にもこだわりました。
本堂に隣接された庫裏の外観です。雨がしのげるように、渡り廊下で本堂とつながっています。
庫裏の裏側です。駐車場に面している部分は垣根を設け、大きな窓は電動シャッターで戸締りが容易に行えます。
庫裏の内室です。明るく広々した空間に格天井や板戸(杉の一枚板)が荘厳さを際立たせています。
無垢材が用いられた広めの廊下で、高級感があります。快適さを求め、廊下にもエアコンを設置しました。