蛇窪神社(天祖神社)境内整備工事(東京都品川区)
蛇窪神社(天祖神社) 施工内容境内整備工事(建物と植栽の配置、鳥居の新設など) |
当初のご要望は神社境内地の一角を大幅に模様替えする整備工事でしたが、宮司様と思いを具現化すべく、設計士・造園師・石工・宮大工など、多くの職人集団で協力しながら尽力し、無事に「白蛇辨財天社」「蛇窪龍神社」が完成しました。
ご依頼の経緯
こちらの蛇窪神社には、白蛇様のゆかりのある「辨天社(弁天社)」があります。昨今の御朱印ブームもあり、多くの方々がお詣りに来られるようになりました。特に「己の日」には参拝者の行列ができるほどの賑わいになります。しかし、弁天社に向かう参道が狭く、参拝者の通路をうまく確保できていませんでした。
宮司様の「弁天社周辺を整備し、混雑時にも安全に円滑にお詣りできるようにしたい」というご希望のもと、工事計画がスタートしました。その中で、当社では、蛇窪辨天社・白蛇龍神社の新築工事をご依頼いただきました。
工夫したこと
参拝者の動線を考慮し、建物と植栽の配置、鳥居の新設など、宮司様の描くイメージを伺い、設計士・工事業者との協議を重ね、設計プランを決めていきました。
建物に対する宮司様のご希望としては、「雨の日でも参拝者が濡れないように、屋根下でお詣りできるようにしたい」「お詣りしたあと円滑に退場できるようにしたい」というものでした。
限られた敷地の中ですが、そのご希望を叶える弁天社となりました。
境内整備工事アーカイブ
こぢんまりとした建物ですが、境内全体の配置計画や参道の位置、周辺の植栽とのバランスなどを考慮して設計しました。また、白蛇様と龍神様を象徴する彫刻も設えました。
白蛇と飛雲文の彫刻を白蛇辨天社の屋根に据えました。
白蛇辨天社の屋根の奥には、龍の彫刻があります。白蛇が成長して龍になるという、出世の意味も込められています。
移設された塗装前の金属製鳥居です。
以前あった金属製鳥居は、龍神社の前に移設し、金色で再塗装しました。金運上昇の意味が込められた鳥居になりました。
新設された樹脂製の鳥居。辨天社には、一回り大きな鳥居を新たに設置しました。この鳥居は樹脂製なので、比較的安価で、耐候性にも優れています。
境内地入口には、桧の鳥居を新設しました。
工事前の参道です。通路が狭く、参拝者の行列ができていました。
完成した境内は、見違えるほどに広々とした印象になりました。参拝者の通路を工夫したため、白蛇辯財天社・蛇窪龍神社には、円滑にお詣りできるようになりました。