稲荷神社 新築工事(千葉県船橋市)
稲荷神社 施工内容神社(御宮と屋根)新築工事 |
企業様が長きにわたり大切に護ってきた「稲荷神社」が完成しました。施主様のご要望を伺い、その思いを形にすべく、新築工事を進めてまいりました。
ご依頼の経緯
企業様の敷地内に鎮座する稲荷神社が、所々、傷んできたため、「修理できないか」という事でご相談をいただきました。
工夫したこと
破損した部材や腐食した場所を調査し、修理できるかを検討しましたが、部分的な修理では難しい、と判断し、施主様にご説明しました。そして、協議を重ねた結果、新築することとなりました。
また、神社を保護する上屋根は、当初は既存屋根をそのまま使う予定でしたが、神社を新築して綺麗になるため、色合いのバランスを考え、上屋根も新築する事になりました。
屋根の材質は、軽くて丈夫な銅板が使用されています。銅板は、瓦と比べて工事費やメンテナンス性が高く、地震にも強くなります。
上屋根の基礎・御宮の石台座は既存のものを再利用しました。
新しくなった稲荷神社は、高さ1m、幅60cm、奥行60cmほどの大きさで、総ケヤキ造りの御宮です。彫刻も多く重厚な稲荷神社となりました。
この御宮は、完成品を取り寄せ、当社で設置しました。この大きさで正面千鳥破風・銅板葺き屋根・総ケヤキ造りでは、宮大工が製作すると、どうしても高額になってしまいますが、大きさや金額が適合する御宮があれば、完成品をお勧めしています。最近では、小さい御宮は、インターネット通販でも、販売されていますが、個人で購入しても実際に設置することは簡単ではありませんのでご注意ください。
また、御宮としての造りや構造が信頼できるものなのか心配だったり、インターネットで購入することに抵抗感をお持ちの方には、当社で吟味した完成品の御宮をご紹介いたします。
稲荷神社 新築工事アーカイブ
美しく新築された屋根の下に、御宮が設置されています。屋根の材質は銅板です。正面の虹梁(こうりょう)には彫刻が彫られています。
稲荷神社の完成にあたり、神主様をお呼びし、竣工祭を執り行いました。厳かなお披露目の式典となり、企業社員の皆様も多く参列され、新しく立派になった稲荷神社にお参りされました。